仕事しているとPDFを直接編集できればいいのにっていうシチュエーションが結構あったんですよね。
そこで、PDFのままに編集ができるというPDFelement Pro 7で実際に触って使ってみました。
使用パソコンについて
使用PCはWindows機のLIVA Zの低スペックモデルを選択。ECS LIVA Z Celeron N3350のSSD・メモリ増設レビュー【評判・評価】でまとめている通りCPUがCeleronですから公式サイトの動作環境に満たせていないです。
Wondershare PDFelement Windows版
- Intel®Pentium®4以上のプロセッサ
- OS: Windows 10/8.1/8/7/Vista
- RAM: 512MB または512MB以上
- ハードディスク空き容量: 1.5GB または1.5GB以上
なので、LIVA Zで動かせるなら他のパソコンでもストレスなく使えるはずです。
あまり重いソフトだとルーティーンワークをこなすのが大変ですからね。
PDFelement Proとは?
PDFの編集や変換そして、OCRツールが利用できるのがPDFelementです。
直感的な操作が可能なインターフェイス、月額費用不要な買い切りな永久ライセンスで日常のオフィス業務をサポート。無料ダウンロードは公式サイトから可能です。
ポイント
- 標準版とプロ版があって必要な機能によってライセンスが選べる
- 無料版であらかじめ操作感を確かめることが可能
- 永久ライセンスでも1万円以下の価格設定
無料ダウンロードで試してみよう!
僕のPDFelementはプロ版になります。
価格や機能の違いを確認
PDFelement Proシリーズは機能制限されている標準版とプロ版があります。さらにライセンスによっても価格が違いますので、PDFelementは無料で使える?標準版とPro7の永久ライセンスの価格を比較調査!【機能比較】でわかりやすく比較してありますのでご覧ください。
PDFelement Proが無料体験版をインストール可能
PDFelement Proは無料体験することが可能です。無料体験版のダウンロードやインストール方法については、PDFelement Pro7のダウンロード&インストールの方法説明【Windows&Mac】でわかりやすくまとめてありますのでご覧ください。
サンプルでも実務にも使えるPDFテンプレートが無料ダウンロード可能
PDFelement Proの公式サイトにはすぐ使えそうな無料PDFテンプレートが用意されているので、そちらから請求書のPDFファイルをダウンロードして使ってみました。
無料テンプレートは自分で作るよりも良さそうな感じ。
PDFファイル変換するとレイアウトや書式がめちゃくちゃになる
2019/8/25追記 変換の操作をした.docxファイルを開いたのは「Google ドキュメント」です。特に設定等いじっていないのでレイアウトズレが起きたと思われます。
先に、PDFでよくある困ったトラブルです。
PDFをワードやエクセルに変換できると言われても、素直に「そのまま」変換できた試しが無いです。僕も諦めています。
一応、期待を込めてPDFelement Proでダウンロードした請求書のPDFをワードに変換してみました。
するとこうなりました。
そもそも基本的に実務でPDFを他形式に変換ってそんなやらないですよね。
元のデータを持っている人が直せばいいだけですから。
契約書類や請求書を作る方が、書類の訂正などするのが普通です。直したら、再度エクスポートしてPDFにすればいいだけです。
なので、PDFelement Proで、もしかしたらキッチリそのまま変換できるような設定やコツがあるかもしれませんがあまり重要視していないので触れません。
2019/8/25追記
ワンダーシェア様より変換について情報いただきましたので記載。
うまく変換できないのは、Wordのバージョンが古い可能性があるとのことで、ワンダーシェア様で変換したファイルのスクリーンショットをいただきました。バッチリ変換できていますね!
なので、Wordを使っているなら最新版に更新していれば変換も上手くできますよ!
PDFelement Proの使い方
では、早速PDFelement Proを使っていきます。
営業時代によくあったのが契約書類などの雛形のチェックなので、その場面を想定。
先方をPDFファイルをやりとりしながら、お互いの意見を擦り合わせていくというもの。
契約書類は無いので、請求書を代用します。
行う作業は、大きく2つ。
- テキストの追加・編集
- 透かし・注釈の追加・編集
書類に文章を書き加えること、そして先方に訂正を依頼することの2つですね。
これを直接PDFを編集できるっていうのが、めんどくさく無いので僕としても一番大事なポイントです!
テキストの追加・編集
テキストの追加ですが、かなり簡単にできました。
「編集」タブ→ツールバーの「テキスト追加」を選択して、宛名を追加してみました。
テキスト入力箇所を決める、そして位置の微調整も画像編集ソフトと似て直感的に使えます。
次に、すでに配置してあるテキストオブジェクトの編集をしてみます。
「編集」タブを選択し、ツールバーの「オブジェクトを編集」ボタンを選択します。
すると、上記画像のようにテキストなどが薄く囲われて選択可能状態になります。
品名部分を変更してみます。
編集を終えました。
新しくテキストを追加して、既存のテキストを編集することができました。
相手がおらず、自分だけが使うファイルであれば、十分すぎる機能です。
LIVA Zでも軽く操作できました。
透かし・注釈の追加の編集
次には、相手がいて、相手に書類を訂正してほしい場合を想定して注釈機能を使ってみます。
透かしの追加
では、注釈機能の1つの透かしをやってみます。
「編集」タブの「透かしの追加と編集」から「新しい透かし」を選択します。
透かしの追加で、テキストを入力していきます。
プロパティから文字サイズやカラーも設定できました。
システムに入っているフォントの中から好きなフォントを選ぶことができます。
透過させるためには「表示方法」の「不透明」のゲージを操作します。
プレビューしながら数値を決められます。
無事、書類に透かしを入れることができました。
透かしツールから、テキスト入力と、透明性の操作のみで簡単に透かしが入れられました。
注釈の追加
次に注釈を入れてみます。
イメージとしては、先方に訂正をお願いする感じで入れてみます。
「注釈」タブを選択し、「選択ツール」を選択します。
訂正してほしいテキストに打ち消し線でマーキングします。
打ち消し線のカラーが6色から選べるので、赤色を選択。
これで、訂正してほしいところ明示しました。
さらに、矢印を入れてわかりやすくします。
注釈ツールバーから矢印を選択し、適切な場所に配置します。矢印など図形は位置や大きさなど後から調整できます。
さらに、PDF上で相手にどうしてほしいかコメントも入れておきます。
注釈ツールバーから、「テキスト注釈を追加」を選択します。
矢印のお尻部分にコメントを入れました。
口座番号が間違っている程で、訂正のお願いをしてみました。
これなら、相手もPDF上で間違い箇所と依頼内容も確認できるので、訂正の間違いも起きづらいですね!
注釈とオブジェクトの違いに注意!確認ツールがあるから活用しよう
あまり、PDFの操作をしたことが無いと勘違いしそうなところがオブジェクトと注釈です。
注釈も目で見える形で編集できるので、いつの間にか本文を編集していると勘違いしてしまう可能性があります。
その場合には、編集作業中も注釈であるかどうか確認するのがおすすめです。
注釈ツールバーの右端に、「注釈を非表示」ボタンがあります。
一度クリックすると、注釈部分のみ非表示にすることができます。
これで書類が完成しました。
PDFelement Proの操作感の感想
以上、
PDFelement Pro
のレビューでした。
実際操作してみて感じたポイントをまとめました。
ポイント
- オブジェクトと注釈編集操作で誤操作が起きにくい
- 直感的に操作ができて軽い
- ツールバーが視覚的なアイコンでわかりやすい
今回、LIVA Zで編集作業をしてみましたが、途中で固まってしまうなどは起きませんでした。ソフト自体は軽く操作できるので良いですね。パソコンを選ばないソフトと言えるのでどんな環境でも活用できそうです。
PDFの内容を編集することと注釈を入れて編集することは、しっかりと「編集」タブでツールを選択しておけば、いつの間にツールが変わっているような面倒なことにはならないです。
先に、しっかりとツールの機能の違いを把握しておけば大丈夫ですね。
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