副業で稼げるようになるためには、収入と支出について日々管理をして目に見える状態を維持していく必要があります。
さらに、稼げたなら確定申告を必ず行わなくてはならず、帳票など必要書類の作成などかなり面倒な作業をしなくてはいけません。
そこで、日々のお金の管理と年に1度の確定申告に備えるために、クラウド会計を活用することをおすすめします。
クラウド会計のメリット・デメリットって何?
クラウド会計っていう言葉そもそもご存じでしたか?
2013年ごろから各社がリリースしだした、オンライン上での会計ソフトのことを言います。
それ以前は、パッケージ製品として、箱に入ったロムからパソコンにソフトをインストールしていました。
それが、クラウド会計というオンライン上でソフトを使うことが可能となると、インストールをする手間もなく、更新版を購入する必要がなく常に最新版を利用することができるようになりました。さらに、クラウド利用ということで自動でパソコンとスマホ、パソコンと他のパソコンでの操作が連携するなど利便性が高くなりました。
ちなみに、パッケージ版の時は、一度購入すれば、そのバージョンだけであれば追加費用なく使い続けることができました。
ところが、クラウド版になると、基本的には利用している間はずっと費用が発生するサブスクリプション制を取ることが多く、月額費用や年額費用が必要になる場合が多いです。
とはいえ、会計ソフトとなるとゲームとは違って、法改正や税制改正があればすぐ対応してもらわないと実務に使うことができませんから、常に一定の料金で最新版を使えるというのは最大の魅力でしょう。
クラウド会計で代表的な大手3社とは?
クラウド会計では業界を牽引する代表的な大手の3社があります。
パッケージ版ならば、自分のパソコンにデータを保存しますが、クラウド会計は運営会社のサーバーに保管されます。
となると、大事なデータを扱い保存してもらわないと安心できませんから、クラウド会計を利用するなら業界シェアを分割するような大手のサービスから選ぶことをおすすめします。
freee(フリー)
freee
はクラウド会計の先駆けといえる企業です。創業者は佐々木大輔氏は元Googleです。
2013年3月にサービスを開始してから、たったの2週間で「約1600事業所、2万7200件の明細処理を実行した」実績があり高い技術力で業界を引っ張っている企業です。
やよいの青色申告 オンライン
やよいの青色申告 オンライン
はパッケージ版会計ソフト国内シェア66%を誇る法人向け「弥生会計」を発売している弥生株式会社が提供しているサービスです。
副業している人や個人事業主向けにサービス特化させたのが、
やよいの青色申告 オンライン
です。
マネーフォワードクラウド確定申告
マネーフォワードクラウド確定申告
は、個人の家計簿から、法人・個人事業主向けの会計ソフトまで作っている株式会社マネーフォワードが提供するサービスです。
「すべての人の、「お金のプラットフォーム」になる」というビジョンの通りに、個人法人問わずに新しいサービスを展開し続ける企業です。
クラウド会計の大手3社のシェア状況は?
クラウド会計のシェア状況は、2018年3月末時点で次のようになっています。
クラウド会計ソフトの事業者別シェアでは、「弥生」が55.4%、次いで「マネーフォワード」が21.1%、「freee」が16.5%となった(図表4)。
※対象ソフト
・弥生 ・・・「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」
・freee ・・・「クラウド会計ソフト freee」
・マネーフォワード・・・「MFクラウド確定申告」出典:株式会社MM総研 https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=299
- 弥生55.4%
- マネーフォワード21.1%
- freee16.5%
弥生はやはり昔から会計ソフトといえば、弥生会計といわれていた存在であることから、その安心からクラウド会計も弥生でと言う人が多そうです。そして、ベンチャー系のfreeeやマネーフォワードが、クラウド会計の業界先駆けの企業が追従しているといった形になっているようです。
クラウド会計大手3社の副業向けプランのサービス内容と料金の比較
副業をする上で、もっとも重要するのは2点。「料金」と「サポート体制」です。
あまりに高い料金ですと、利益を圧迫してしまい手取りが少なくなってしまうので出来るだけ安い方がありがたいです。
そして、副業で年収数百万稼いでいるというなら税理士に丸投げもできますが、基本的には一人でお金の管理をします。その場合、クラウド会計の操作や勘定項目など確定申告のためのわからないことを質問したいときにしっかりとサポート体制があるところが嬉しいです。
クラウド会計の比較条件として、副業している人向けに確定申告機能であることとしています。
クラウド会計比較表 |
freee |
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワードクラウド確定申告 |
プラン名 | スタンダード | ベーシックプラン | ベーシックプラン |
料金 | 月額1,980円(税別) | 12,000円(税抜)/年 | 8,800円(税抜) /年 |
(料金の年換算or月換算) | (23,760円/年) | (1,000円/月) | (約733円/月) |
確定申告 | ◎ | ◎ | ◎ |
銀行口座・クレジットカード同期 | ○ | ○ | ○ |
レシート・領収書自動仕分け入力 | ○ | ○ | ○ |
Win/Mac対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
サポート内容 | チャット・メール (優先対応) | 電話/メール/チャット/画面共有 | メール/チャット |
請求書サービス | ○ | × | × |
専用スマホアプリ | ○入力可 | ○入力可 | △閲覧のみ |
paypal連携 | ○ | △ | ○ |
副業内容によっておすすめのクラウド会計が変わるかも?
クラウド会計の大手3社について比較したところ上記の図になりました。
副業をする上で、確定申告を目的として、料金とサポート体制にスポットを当てて見ると
やよいの青色申告 オンライン
が安めでサポート体制が手厚いです。
マネーフォワードクラウド確定申告
も最安でよかったのですが、画面共有で説明を受けられる
やよいの青色申告 オンライン
がパソコン操作が苦手な人も安心して利用できるので一歩リードした感じです。
とにかく安く!!というなら
マネーフォワードクラウド確定申告
ですが、クラウド会計に迷ったら
やよいの青色申告 オンライン
にしておいて間違いないでしょう。
ただ、比較するためにいろいろ調べて見るとやはり細かな実務であれ?もしかしたらこっちの方がいいかもと思うところもあったので選ぶポイントにして見てください。
ポイントはPayPalの連携の有無!
それは、PayPalの連携の有無です。
大手3社のうち、
freee
と
マネーフォワードクラウド確定申告
はPayPalとの連携が可能となっていました。
- マネーフォワードが国内会計ソフト初!『ペイパル』と『MFクラウド会計・確定申告』のシステム連携で会計業務負担を大幅に低減
- freee とペイパルが業務提携を開始、利用料支払いにペイパル決済を採用 地方創生・インバウンド需要を含めたスモールビジネスの支援を強化
しかし、
やよいの青色申告 オンライン
については、調べた段階では、単独では対応しておらず弥生シリーズである
クラウド請求管理サービス Misoca
で連携しているといった形になっています。つまり別料金が生じると言うことになります。
PayPalの最大のメリットであるクレジットカード決済を使う仕事をする副業であるならば、あれこれ契約しないと連携できないよりかは、最初から利用できた方が面倒な思いをすることはないでしょう。
その点、
freee
ならば、振込で支払う顧客には請求書サービスで対応しつつ、クレジットカード決済のエンドユーザーにはPayPalを利用するなど、柔軟な対応を追加料金なしで行うことができるでしょう。
まとめると、freee、やよいの青色申告クラウド、マネーフォワードクラウド確定申告のどれがいいの?
クラウド会計3社を比較してそれぞれこんな副業や人向けであると印象受けました。
こんな人におすすめ
freee | IT系やネット系の副業をしている人。請求書サービスも他社サービスもガンガン使って連携していきたい人。 |
やよいの青色申告 オンライン | サポート重視な人。副業でもあまりパソコンを使わず苦手な人。 |
マネーフォワードクラウド確定申告 | とにかく一番安く確定申告に備えたいパソコンが得意な人。 |
マネーフォワードは従業員を雇う副業をする人におすすめ
もしも、パートや従業員を雇って給料を払うような副業をしているのであれば、マネーフォワードの別のプランである
マネーフォワードクラウドバリューパック
がかなりおすすめできるのでついでに紹介します。
マネーフォワードクラウドバリューパック
はマネーフォワードの下記の5つのサービスをまとめてセット契約することで、個別に契約するよりも最大70%もお得に使える料金プランです。個人事業主として副業をしているなら、月額2,900円から利用することができます。
- クラウド会計・確定申告
- クラウド請求書
- クラウド経費
- クラウド給与
- クラウドマイナンバー
クラウド会計3社はキャンペーン実施中!お得に試して自分に合うサービスを決めよう!
さいごに、クラウド会計3社は、「無料や割引」でまずはお試して利用できるキャンペーンを実施しています。
自分の副業にもっとも合うサービスだったり、操作感であったり、使って見ないとわからない部分はどうしてもあります。
まずは、キャンペーンを活用してお得に試してみましょう!
万一、「合わないな」と思っても解約すればよいだけですし、有料でつかった後にやっぱり別のクラウド会計にすることになってもインポートエクスポート機能がありますからデータの移行は簡単にできますよ。そこは安心してください。
クラウド会計キャンペーン比較表 |
freee |
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワードクラウド確定申告 |
プラン名 | スタンダード | ベーシックプラン | ベーシックプラン |
料金 | 月額1,980円(税別) | 12,000円(税抜)/年 | 8,800円(税抜) /年 |
キャンペーン内容 | 最大30日間無料 | 初年度 6,000円(税抜) | 30日間無料 |