男性型脱毛症という名称からも男性ホルモンが薄毛の原因であることを示している
男性の薄毛のことを男性型脱毛症と言います。
頭髪が年々年をとるごとに薄くなっていく症状で、男性の多くは男性型脱毛症と考えられています。
この男性型脱毛症ですが、「AGA」と表記されているのはよく見かけることがあると思います
でも、AGAの元の言葉は知らないという人がいるかもしれません。
AGAは、「Androgenetic alopecia」の略称です。
言葉の意味は、次の通り。
- Andro・・・アンドロゲン(男性ホルモン)
- genetic・・・遺伝
- alopecia・・・脱毛
「遺伝とホルモンによって生じる脱毛症」が多くの男性が悩む薄毛の名称なんですね。
男性ホルモンでは毛が濃くなったり薄くなったりする?
男性ホルモンの影響で、軟毛だった毛が思春期に硬毛化したり、硬毛だった頭髪が成人になってから軟毛化することがあります。
いわゆる薄毛、すなわち「ハゲ」るということは、硬毛の頭髪が軟毛化することでもあります。
男性ホルモンによって、硬毛化したり軟毛化したりするわけですが、硬毛と軟毛は別個のものでは無く様々な因子によって入れ替わってしまうことがあるわけです。
男性ホルモンで全く逆の効果が生まれているんですね。
男性ホルモンがどのように働くかがポイントになっている?
言われてみればそうですよね。
胸毛やスネ毛など男性ホルモンの影響と言えば「濃く」なるものだと一般的に思っているのに、頭髪となれば男性ホルモンの影響で「薄く」なるというのは不思議な話です。
ということは、薄毛の原因に男性ホルモンが影響を及ぼしているのは間違いなさそうだけど、何か特別な働きがあるから頭髪にが薄くなってしまっているんだと想像できます。
同じ男性ホルモンであっても、毛が濃くなったり薄くなったりするのはどんなメカニズムがあるのか、こちらの30代男性の薄毛(AGA)に男性ホルモンと遺伝が影響するメカニズムで説明しています。